最近よく聞く
珪藻土って何?
最近、珪藻土ということばをよく聞くようになりました。
身近な物ではバスマットがあります。
リフォームでは、壁に使われることが多いですが、
なぜここまで珪藻土が注目されているかご紹介したいと思います。
珪藻土とは?
珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。
古くから七輪やコンロ、現在では浄水場やビール工場の濾過材として使われています。
珪藻土は微小の孔を無数に持っています。
壁や天井の内装材として用いることによってこの無数の孔が
自然に吸湿・放湿を繰り返して室内の湿度をコントロールしてくれます。
珪藻土のメリット
①調湿が優れている。
調湿とは部屋の湿度状況によって、湿気を吸収したり放出したりしてくれる現象の事です。
これらを可能にしているのは珪藻土に空いている無数の小さな穴です。
これらが湿気を自動で吸ったり出したりします。
②脱臭・消臭する
そもそも臭いの正体は化学物質の分子で、珪藻土にある無数の孔が、
匂いの分子をキャッチしてくれることにより、脱臭・消臭効果があります。
③火に強い
もともと七輪コンロや断熱レンガとして利用されて来ました。
火にとても強い特徴を持っています。
④色多い
よく珪藻土と比べられる漆喰と違い、色のラインナップが豊富です。
珪藻土では着色料を混ぜることで様々な色を出せます。
家の雰囲気に合わせて塗ることができます。
珪藻土のデメリット
①粉がボロボロと落ちる
珪藻土は漆喰のような塗り壁材とは違い珪藻土だけでは、固まる性質がありません。
そのため、さまざま凝固剤をつなぎとして混ぜなければいけません。
乾燥した際に、凝固剤が不足していると表面がもろくなり、
珪藻土の粉が落ちることがあります。
ただし、最近ではこういったデメリットを改善した、
ツルッとした珪藻土材も発売され始めています。
②混ぜる凝固剤・つなぎ材の影響を受け、効果が弱まる可能性がある
珪藻土は漆喰のような塗り壁材とは違い、それ単体では固まりません。そのため凝固剤(セメント、せっこう、ドロマイトプラスター、合成樹脂)を混ぜて施工します。混ぜる凝固剤には次の2種類に大きく分けられます。