家具選びでリフォームの満足度が変わる
リフォームで使う家具には、造作家具、システム家具、置き家具など様々な種類があり、使い勝手や仕上がり、費用も変わります。リフォーム成功の秘訣は、これらの家具を目的と予算にあわせ上手に選ぶこと!今回はそれぞれの家具の特徴、リフォームでの賢い使い方をご紹介します。
造作家具を使ってこだわり空間を作る
造作家具とは、部屋の形状や使い方にあわせてオーダーメイドで製作する家具のことで、造り付け家具とも呼びます。
造作家具はサイズもデザインも自由自在ですから、収納する物や部屋の広さに合わせてサイズを決めたり、素材も色も自分好みに作ったりすることができます。
何より、今の家のカタチにあわせて壁から壁までぴったりとスキマ無く取り付けることができるので、収納効率がよく、リフォームの強い味方になってくれます。
今ある家具や家電製品と組み合わせて作ることもできます。たとえば、引き出し部だけ古い婚礼家具を組み込んだクローゼット、お気に入りのソファーにデザインをあわせたリビング家具、ベッドと収納を組み合わせた子ども部屋家具なども作れます。こだわりの空間づくりをしたい場合は、造作家具を使ってリフォームするのがお勧めです。
造作家具は既製品より費用は高め、リフォーム前に綿密な打ち合わせを
造作家具はオーダーメイドですから、同じような家具を既製品で購入するより費用は高くなります。
また、材料の種類、扉の作り方、引き出しの数、構造、取っ手や蝶番などの金物、棚の数や細かい仕上げ方法などによって、費用や仕上がり具合、使い勝手や耐久性も変わってきます。
手軽な化粧合板、重厚感があり高級な無垢材、塗料の種類、ガラスや金属など素材もデザインもバリエーションは無限大です。造作家具でリフォームする際は、事前に綿密な打ち合わせを行い、しっかりとした計画と見積りをもらいましょう。
概して引き出しの数が多く、扉材が高価だと全体の費用が上がりやすくなります。予算オーバーした場合は、業者からコストダウンの提案をもらい、費用と内容をすり合わせましょう。仕上げ材は実物サンプルでチェックすることも忘れないようにして下さい。
既製品のパーツを組んで設置するシステム家具、スキマを埋めるパーツも
システム家具とは、既製品のパーツを組んで設置する家具のことです。組み合わせでオリジナリティを出すことができ、造作家具に比べると比較的費用を抑えることができるセミオーダータイプの家具です。
パーツには様々な色柄やサイズ、形状があり、造作家具に比べると自由度は限られますが、スキマを埋めるパーツが揃っているシステム家具もあり、今ある家のサイズに合わせて壁から壁までぴったりと取り付けリフォームすることも可能です。
システム家具は、建材メーカーでパーツを仕入れて大工さんに組んでもらうことが多いのですが、最近では家具店や通販で購入して自分で組み立てることができるタイプも増えています。
置き家具はインテリアをセンスアップするアイテム&移動が簡単!
置き家具とは、家具屋さんで売っている既製品の家具のこと。小さなキャビネットやチェスト、テレビボードやコンソールテーブルなどがあります。
置き家具は、収納力よりもインテリアをセンスアップするアイテムとして大きな存在感を発揮します。
また複雑な飾りやクラシカルな曲線のデザインを、造作家具で製作するとなると、大変な手間で、費用もとても高くなります。
その点、既製品の置き家具は物によっては安く手に入れることができますし、古い製品をリペアしてアンティークな雰囲気を楽しむなど、手軽に空間づくりを楽しむことができます。そして何より最大のメリットは、簡単に移動できること!模様替えが気楽にでき、生活スタイルが変わった時も柔軟に対応しやすい手軽さが魅力です。
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