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キッチンのお手入れ方法。
システムキッチンを新しくリフォームしたら、できる限り汚さずにきれいに使っていきたいですよね。実際、システムキッチンは掃除方法次第で、見た目や、持ち具合が大きく変わってきます。そこで今回は、新しいシステムキッチンをできる限り綺麗な状態に保つための適切な掃除方法について解説したいと思います。
システムキッチン掃除方法の基本
まずは、システムキッチンの掃除方法の基本について2つのポイントを解説したいと思います。
〇ポイント1:毎日掃除する。
当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、実際これができている人は少ないのではないでしょうか。システムキッチンの汚れは、油汚れを中心としたものが多いため、掃除するタイミングは早ければ早いだけ汚れもきれいに落ちるようになります。
また、システムキッチンは適度な湿気を帯びているため、汚れを放置するとカビなどの最近の温床となる危険性もあり、衛生面から見てもシステムキッチンを毎日掃除することが重要です。
〇ポイント2:場所によって道具を使い分ける。
システムキッチンの掃除方法は、場所によって異なります。大きく分けると水回りであるシンク周辺と、火回りであるガスコンロ周辺では掃除方法が大きく変わってきます。
シンク周辺については中性洗剤やクレンザーなどで直接掃除すれば概ね問題ありませんが、ガスコンロなどの場合はつけ置きなどの方法が必要になることもあります。汚れによって洗剤の成分を使い分けるなど、その場所にあった道具で掃除することが大切です。
システムキッチンコンロ掃除方法
システムキッチンのコンロは、油汚れなど比較的ほかの場所に比べて落ちにくい汚れが目立ちます。
〇ガスコンロを掃除する際のポイント
ガスコンロを掃除する際の一番のポイントは、「調理後すぐに掃除をする」ことです。調理後はどうしても出来上がった料理を食べ終わってから掃除をすることが多いかもしれませんが、汚れをきれいに落としたい場合は、調理後すぐに汚れを拭き取ることが重要です。
調理が終わった直後は、まだガスコンロまわりに余熱が残っているため、調理中に飛散した油汚れなどを比較的簡単に拭き取ることができます。これが、余熱が引いた後に行うと油汚れがこびりついてしまうため落とすまでに時間がかかってしまいます。
そのため、調理が終わったら簡単で構いませんので目立つ油汚れはフキンやキッチンペーパーなどで拭き取ってしまいましょう。なお、直後だとガスコンロまわりがかなりの高熱ですので、火を消してから多少温度が下がるまでは待ちましょう。
また、五徳の汚れが目立つ場合は、中性洗剤を40度程度のぬるま湯に入れて、つけ置きすると汚れが浮いてきて簡単に綺麗にすることができますので試してみましょう。
システムキッチンの換気扇掃除方法
システムキッチンの掃除で最も強敵なのが「換気扇」です。最近ではレンジフードという言い方をする場合もありますが、ここは掃除のプロでも手をやくほど難易度の高い掃除場所でもあります。
〇換気扇を掃除する際のポイント
まず、最初にやって頂きたいのが、換気扇の電源プラグを抜くことです。換気扇を掃除している時に、何らかの理由で電源が入ってしまうと大怪我を負ってしまう恐れがありますので、換気扇を掃除する際には必ず電源プラグを抜いてください。もしも電源プラグの場所がわからない場合は、部屋のブレーカーを落とすという方法もあります。これができたら、次のステップで掃除していきましょう。
1:まずフードまわりをきれいにしましょう。油汚れなどが付着している場合は中性洗剤などを使用すると良いでしょう。
2:フィルターを外して中性洗剤を入れたぬるま湯につけ置きしましょう。
3:換気扇の羽根を取り外して、同じく中性洗剤につけ置きし、その後スポンジで洗うと良いでしょう。
なお、換気扇は非常にベタつきますし、羽根などで手を切る恐れもあるため必ずゴム手袋を着用しましょう。
汚れの種類別お手入れ方法
「油こびりつき汚れ」「油汚れ」「水アカ汚れ」など、キッチンの汚れはさまざま。それぞれの状態や程度によってお掃除方法も違ってきます。 ここでは、お掃除方法を具体的にご紹介します。
油こびりつき汚れ
場所:レンジフード、調理機器、壁
原因:付着した油が長時間空気にふれて酸化し、固まったものです。
お手入れ方法:洗剤を使って落とす前に割りばしなどでこそげ落とし、台所用洗剤(中性)で落とします。
または、台所用洗剤(中性)を入れたお湯につけこみ、汚れが浮いてきたらスポンジや
歯ブラシでこすり落としましょう。
水アカ汚れ
場所:水栓金具、シンク、カウンター
原因:水道水に含まれるカルシウムなどが、酸素や二酸化炭素 と結びついてできた炭酸カルシウムや
水分中のケイ素が 堆積したものです。
お手入れ方法:台所用洗剤(中性)で落としましょう。
油汚れ
場所:カウンター、調理機器、壁
原因:調理する時に飛び散った油や油煙による ものです。
お手入れ方法:水ぶきしておきましょう。取れにくい時は熱い お湯や台所用洗剤(中性)をつけて
ふきましょう。
ヌメリ
場所:シンク、排水口
原因:細菌やカビなどの微生物が増殖して、かたまりに なってできます。
お手入れ方法:台所用洗剤(中性)で落としましょう。
焦げつき汚れ
場所:調理機器
原因:コンロのゴトクや汁受皿にふきこぼれた煮汁や 油などが熱によって炭化したもの。
お手入れ方法:温かいうちにふき落としましょう。
もらいサビ
場所:シンク、カウンター
原因:ぬれている缶やビンのフタ・金属タワシなど、鉄製品を長時間置いたため、サビが発生し、
それが付着したものです。
お手入れ方法:スポンジや歯ブラシに粒子の細かいタイプのクリームクレンザーをつけて、
こすり落としましょう。